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近年では街中で国際カップルを見かけることも多くなり、周りにも国際結婚している友人がいる、という人は多いのではないでしょうか?2012年厚生労働省の調査によると、日本の国際結婚率は外国人同士の結婚も含めて約4.8%、うち3/4は日本人男性と中国人女性の結婚だそうです。日本人女性と外国人の夫の場合、夫の国籍で多い順に韓国、アメリカ、中国、英国となっています。
筆者は国際結婚率はもっと高いと思っていましたが、実際そうでもないようですね。
さて、この記事を読んでいる人の中には自分自身が国際結婚している、とか外国人と付き合っている、という人もいるかと思います。国際結婚・恋愛している人は、周囲に「夫(彼)が外国人」だと公表したときや、日本で一緒に外を歩いているときの周りの反応は、どんなものでしたか?
ポジティブな反応を返してもらえる場合も多いですが、今回はとくに逆の場合について、深く掘り下げてみたいと思います。
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筆者が声を大にして言いたいこと
なぜ日本人に向かって「自分は外国人が好きだ」と言うと、妙な顔をされることがあるのでしょうか?
筆者は日本人の男性が大好きですが、外国人も大好きです。理由は簡単です。いろいろ違って面白いから。対等に話ができるから。以上。
敢えて理由を書きましたが、実は理由なんてあってもなくても関係ないと思いませんか?どんな理由であれ自分が好きなものを好きと言えない状況自体が、とてもおかしいと思うのです。
日本女性は尻軽、とかいう永遠のテーマ笑がありますが、これを未だにドヤ顔で言う人って、外国人好きは世界で日本人女性だけが持つ病気だとでも言いたいのでしょうか。いやいや、アメリカでは「イエローキャブ」って言葉があってね、て、いつの時代の話だよ。
外国人に免疫のない日本女性は、まずは見る目を養いましょう、とは筆者がいつも言うことですが、たいがい純粋培養の日本女性だって慣れてきていますし、最初は少しくらい痛い目見るのも勉強のうち、あと10年もすれば国際結婚・国際恋愛なんて当たり前になっているはずです。
そうなれば、背が高い人じゃなきゃイヤ、目の大きい子がタイプ、優しい人が好き・・・これらと外国人好きに違いなんてないことが、ようやく狭い井戸の中だけで生きてきた人たちにも理解できる日がくるのではないでしょうか。
筆者はオーストラリア人、イギリス人、アメリカ人の女友達がたくさんいますが、エキゾチックな魅力、情熱や愛情表現の違いなどから、フランス人男性やイタリア人男性は大人気です。皆、一度でいいから付き合ってみたい、などと、まったく日本女性と同じような憧れを口にします。
そんな、他の国なら「ステキよね~」みたいなありふれたガールズトークで終わる会話に、日本では気色悪く改変されたオレ(私)バージョンの貞操観念が持ち出されることが、筆者は中学生くらいのころから不思議でなりませんでした。「好きなら好きでべつにいいじゃん」としか思えなかったわけですね。
そしてそれは今でも変わっていません。だから外国人に魅力を感じている日本女性は、どんどんデートして友達も作って、自分の外国人の夫(彼)は世界一ステキだと、胸を張って言ってほしいのです。それはまったく恥ずかしいことでもなんでもないんですから。
非国民?!
筆者は20代のころ、北欧出身の彼と日本で付き合っていました。彼と一緒に都内某所を歩いていたとき、中年男性にすれ違いざまに「非国民!」と怒鳴られた経験があります。
・・・非国民!!
筆者はもちろんその場で爆笑しましたが、彼は傷ついていました。
「非国民」の意味が分かるくらいに日本語を勉強し、日本の歴史や文化に敬意を持っていた人でしたので、そんなことを言われた(言われたのは私ですが)のが大変ショックだったのです。彼はよく、日本では何年住んでもいつまでもガイジンて呼ばれ続けるんだよね、と言っていました。
日本の大学院で自然災害について研究している人でしたから、非国民な筆者の恋人は、いずれ日本人全体の役に立つような仕事をしてくれるかもしれないガイジンでした。
世界はそうやってつながりあって、ご縁の連続で成り立っているのに、とそのとき深く考え、筆者は彼に謝りました。彼は君のせいなんかじゃないよ、と言ってくれましたが、筆者はとても恥ずかしかったのと、こんなに日本を尊敬している彼を裏切りたくなかったのでした。
なぜこんなことが起こるのでしょうか。
残念ながらこういった無知から引き起こされる差別的な振る舞いは世界中で起きていますが、とくに日本では外国人男性と一緒にいる日本人女性に対して日本人が反感を持つ、というパターンが多いような気がします。
根深い性差別やコンプレックスが絡んでいるのだろうと思いますが、どうなのでしょうか。なぜ自分が詳しくわからないことをそんなに苦々しく思って攻撃する必要があるのかとても興味があるので、この件に関しては筆者の調査リストの一項目に加えたいと思います。
その昔、イギリスで女性に選挙権を与えるか否かという議論が活発に行われていた時代。女性の参政権に反対するもっとも大きな勢力は、同じ女性たちでした。彼女たちは「女性らしくなくなる」「伝統的な女性の役割がおろそかになる」ことを恐れ、政治は男の仕事、と言って、自由を手に入れ、より豊かな社会づくりのために参政権がほしいと言っている同胞たちの足を引っ張ったのです。
レベルは違いますがそれと似たような視線が、外国人が好きな日本女性たちにも向けられてはいないでしょうか。
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「日本の伝統が外国人によって侵される」「外国人と付き合う女は生意気な発展家」「白人至上主義に毒されたバカ女」・・・どれもこれもむちゃくちゃで根拠もないことですが、なんとなく、何かが脅かされている、悪い方向に行っている、みたいな感情に訴える言葉たちですよね。
参政権反対の女性たちも、なにより現状が壊されることを恐れ、それまで自分自身が安心しておさまっていた枠が取り払われたときにどうしたら良いかわからなくなってしまうことが怖かったのではないでしょうか。
日本人が外国人ともっと交流を持つようになれば、現状は変わり、すべてのことが相対化されていきます。そのときに適応できなければ自分の立場が危うくなる、となれば、どんな理由を付けてもそのよくわからない新しいものを貶めたくなるのは理解できます。
ただ、上に書いたようなわかりやすい、手垢のついた感情論から日本人全体がそろそろ卒業し、その先へ行かなければならない時期だと、筆者は強く思うのです。
『カリスママン』
日本でモテモテの外国人は、自国では非モテ。
これは結構日本人の間でも有名な話ですよね。自分の国ではオタクで冴えないタイプの男子でも、日本に来たら途端にいい女にもてまくる・・・。これは真実だと思います。
しかし筆者に言わせると、海外のオタクタイプは日本人女性とは非常に親和性が高く、うまくいく典型です。それにオタクで今までモテなかったタイプの外国人男性は、柔和で優しい人が多いのです。
筆者は個人的に、自分の好きな物事に夢中になっている男性に魅力を感じるのでオタク大好きですし、現に夫はコンピュータ・プログラミングオタクです。
ところで皆さんは、『カリスママン』という漫画をご存知でしょうか?
在日カナダ人男性が日本での自らの体験をもとに描いたギャグ漫画ですが、非常に面白いです。
自国では冴えない非モテの男が、来日した途端にモテモテの「カリスママン」に変身するというもので、そんなファンタジーみたいなことが日本では実際に起きているんだよ、ということがわかる作品です。そんな彼もひとたび宿敵「欧米女性」と対面すると途端に魔法が解けてもとの冴えない白人男に戻ってしまうのです笑
よく、自国でモテないくせに日本で調子に乗ってる、みたいなこと言う人がいますが、モテたらそりゃ調子に乗りますよね。カリスママンかよ、と思える外国人もたくさんいますが、海外在住の日本人にもたくさんいますよ、そんな人。とくに女性。
関連記事:日本女性は外国人にモテるって本当?!
それに、そういう話を聞くといつも引っかかるのが、自国でモテないタイプに魅力を感じることのどこがいけないのか、ということです。それって、たとえば「白人的」な価値観で恋人を選べってことですよね?
白人に反感を持っていたり、意識しすぎの人ほど、無意識に強く日本人の感性を否定している気がします。「白人社会から評価を受けていないものは日本人も受け入れるな」というふうに聞こえるからです。
というか、自分たちで気づいていないだけで、実際にそういう無意識のコンプレックスがあるからそういう思考回路になるのではないでしょうか。
日本人はなめられてる!白人至上主義!ギャーッ!!とか言いたがる人はバランス感覚に欠けていて、ちゃんと考えようとはしているのですが、本質にたどり着く前に結局は一般的な結論で安心してしまっています。そういうのは、国際感覚があるのとは違います。
また逆に、日本ではモテないタイプが海外ではモテるという現象もものすごくたくさん起こっています。
そのもっとも大きな理由は、「美的感覚の違い」です。日本では線の細い、女性的な雰囲気のある男性はイケメンといわれますが(向○理、福○雅治など)、少なくとも欧米圏ではパッとしないタイプです。
ふくよかな女性はアフリカ圏ではモテモテですし、美白など気にせず堂々として気の強そうな女性は日本では人気がありませんがアメリカでは大人気です。
そう考えると、これはざっくりとした一例ですが「ほっそりしていて」「青白く」、「ひょろっと背が高い」カテゴリに入る白人男性は日本でモテ、自国で非モテということになってしまいますね。
またひとつの要素としてより希少性の高い個体の価値が高くなる=モテるということは研究で分かっています。太古の昔から飢えが頻繁に起こる地域・時代においては太っていることが希少価値なのでモテ、反対に現代先進国では飽食なので肥満はモテず、すっきりした体型の方がモテる。
日本の外国人比率は東京都全体でたったの2.4%、港区でさえ6%程度です。さらにその中で白人に限定するとぐっと下がりますから、英国白人の数がついに過半数を割ったロンドンなどと比べると、先進国の大都市の中でも東京はダントツで少ない外国人比率であることがわかります。
希少性とその他のファクターとの兼ね合いに関しては実際もっと複雑であり一概には言えないのですが、少なくとも日本でカリスママンが生まれてしまう要因の一つではあると思います。
ここまで書いていても、ふと、それでも外国人と一緒になる日本女性に対する同じ日本人からの冷たい視線は、当分なくならないだろうなと感じています。いまさらとても不思議なのですが、それほど世間で言われるような外国人なら誰でも良い日本女性やカリスママンに変身してるタイプって、多いですか?
正直言って筆者はほとんど出くわしたことがありません。
外国人好きな日本人の友達も、日本女性にモテモテの外国人の友達もたくさんいますが、常軌を逸した人はおそらく今までの人生でそれぞれ1人ずつしかいませんでしたし、話にもほとんど聞きません。
その傾向があるということが感じ取れている程度で、ほぼ全員がまともな関係を築いて結婚なりなんなりしてフツウにやっています。なので実際どのくらいの数こじらせたタイプの人々がいるのか、正確に知りたい気がします。
しかし筆者がひとつだけ言えるとすれば、ひとはひと、自分は自分、ということですね。
そんな身も蓋もないまとめかたでいいのかどうかはさておき人生長いですから、もし自分が痛い目を見ているならそこから学べば良いし、もっと良い人に巡り合えるよう自分を磨けば良いだけの話ですよね。それが間違っているなんて他人に言われる筋合いはないのです。まして偏見を持つような教養のない人はそのレベルですから、無視するのが得策です。
自分が大切なパートナーと一緒にいて幸せなことがなにより大切なことであり、そういう国際カップルがどんどん増えれば(現にいまそうなっていますね)、日本でも近い将来いちいち偏見など持つのがばからしくなるくらい、当たり前のことになっていくでしょう。
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